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てるみくらぶ破綻!いったい誰のせい?

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西湖

こんにちは♪ 山田です。

3月27日に株式会社てるみくらぶが破産手続きを
したことは、すでにご存じのことと思います。

ことの発端は、3月24日ころからてるみくらぶ利用者が、
空港にてチェックインができなくなるトラブルが次々と発生
したことです。

当初は「システム障害によるトラブル」という情報が
出回りましたが、3月27日に記者会見が開かれ、
経営破たんの事実が明らかになったというわけです。

発表によると、トラブル件数は3万5千件以上、
利用者の被害総額は100億円とも言われております。

この破たんによって、旅行が出発できなくなった利用者はもちろん、
すでに出発し、海外滞在中の利用者ともども、”見捨てられた”
状況になったわけです。

しかも、返金可能額は1%程度しかありません。

とくに、海外滞在中の利用者に対しては、『自力で対処するように』
という、なんとも無責任な発表に、利用者だけでなく世間からも
怒りを買う、大きな”事件”に発展しました。

こうなってしまった原因について改めて考えてみました。

①航空会社による飛行機の中・小型化により、座席が減少し
格安チケットが入手困難になった。

②インターネットの普及により、航空会社やホテルに
直接予約が増え、旅行会社の需要が減少した。

③新たにシニア層をターゲットにするため、
新聞広告費をかけすぎた。

④航空券・ホテル代を支払うため、無理に現金を掻き集めた。

①、②に関しましては、外的要因でありますので、
てるみくらぶに限らず、海外格安ツアーを扱うところは
どこでも抱える悩みですね。

今回のいちばんの問題は、だったのでしょう。

お金や時間に余裕があるであろうシニア層にターゲットを
絞ったことで、状況を打開しようとしたのは理解できます。

ネットに疎いであろうシニア層を取り入れるため、
新聞広告を選んだとのことです。

ただ、そこでどれくらいの広告費で、どれだけの利益が
見込めるのか、しっかりした事業計画が立てられていたのか
ということです。

こうなった結果から察するに、高い広告費のわりに、
思ったほどの利益が出せなかったのでしょう。

そうなると、挽回しようとさらに広告費をかけて
旅行者を募るわけです。

それを繰り返しているうちに資金も足りなくなってきて、
のようなことをせざるを得なくなるんですね。

今回のお客様の支払いのため、まだまだ先のお客様の旅行費まで
使ってしまうんですよ。

またこれを繰り返し、ギリギリの自転車操業に陥るわけです。

終いには、新聞広告に”現金一括キャンペーン”まで打ち出して、
資金確保を試みるんです。

こうまでになると、資金ショートまでは時間の問題であることは
容易に想像できますよね。

こうなる前に、手は打てなかったのでしょうか?

恐らく、負のスパイラルにハマってしまったがため
“やめるにやめられなかった”のでしょう。

一発逆転の名案なんてなかったと思います。

このままだと破綻してしまうことも分かっていたはずです。

詐欺だという声もありますね。

てるみくらぶの山田千賀子社長は、
「ウチがこけると取引先はどうなるのかと恐怖がありました。」

「最後の最後まで頑張ろうとしたことが、かえって
迷惑をかけることになってしまいました。」

「詐欺をする気など毛頭ありませんでした。」

という弁明をしています。

私が思うに、確かに詐欺の考えなんてなかったと思います。

資金を何とかしようと、そのことで頭が
いっぱいだったでしょうから。

だって、仮に今回の支払いが間に合っても、
またすぐ次の支払いが待っているわけですから、
詐欺を働こうなんて思う余裕すらなかったでしょう。

今後、新たな事実関係が明らかになっていくとは思います。

山田社長の思いがどうであれ、結果的に資金集めを
行ってきた過程で、詐欺行為を問われる可能性は十分に
ありますね。

いづれにしても、被害にあった旅行者には
何の関係もありません。

旅行に行けなくなった方、現地でホテルに
泊まれなかった方などがたくさんいるわけです。

被害者の声

「ハワイに行く予定だったのに、スケジュールを
調整してくれた友人に申し訳ない。」

「両親がヨーロッパへ行く予定でしたが、がっかりしています。」

「韓国のホテルに着いたら、宿泊代が払われていないので
予約はありませんと言われた。仕方ないので3泊分支払いました。」

「オーストラリアのツアー代をカードで払おうとしましたが、
現金でないとダメといわれ、 わざわざ払いにいきました。」

など、探せばいくらでも出てきます。

どの方も、何十万円もの旅費を支払い、それぞれの思いで
期待に胸を弾ませていたはずです。

中にはハワイで結婚式をあげるため、何百万円もの
お金を支払った方まで。

結構な新車が買えるくらいの額ですよね。

こうしてみますと、改めて、てるみくらぶの罪の重さを
感じざるを得ません。

てるみくらぶはどうすればよかったのでしょう?

少なくても2016年9月の決算では、売上が195億円も
ありました。(これがあホントの数字ならばですが)

この数字を信じるならば、それまでは順調だったという
ことでしょう。

てるみくらぶは、東京本社のほか、大阪・名古屋・福岡・札幌に
支店を持っています。

また、ハワイ・グアム・台湾・韓国には現地法人を置いています。

そこそこの中堅企業なわけです。

会社というのは、月次決算で、月ごとの数字は必ず
出しているはずなんです。

その月にいくら売り上げ、いくら経費が掛かったのか、
収支状況は大事ですからね。

ということは、少なくても各支店の支店長クラスは
支店の数字を、本社の幹部クラスは、全体の数字を
把握してなきゃいけませんよね。

会社がこういう結果になったわけですから、経営状況が
悪化していくのを、どこかの時点でわかっていたはずなんです。

山田社長がワンマン経営者なのかどうかはわかりませんが、
誰かが助言することは出来なかったのでしょうか?

社長に対して意見できる環境ではなかったのならまだしも、
意見しようともしなかったのであれば、幹部の責任も重いでしょう。

状況を把握すらしていなかったとしたら論外ですが・・・。

仮に意見をしたところで、経営状況が好転するなんてことは
ないかもしれません。

でも少なくても、手の付けようがなくなるまで営業を続けることは
止められたんじゃないかなと思うんですよ。

企業というのは、倒産というリスクは常に付きまといます。

これは、景気や社会状況によって避けられない場合もありますので
ある意味仕方のない事でしょう。

でも、被害を最小限に食い止めることはできるはずです。

旅行業界の場合、最終的にツケが回ってくるのは旅行者なんです。

今現在、JATAの会員リストを見ただけでも、たくさんの
旅行会社があります。

経営者や幹部の方には、このことをぜひ忘れないでいただきたいと
願います。

てるみくらぶの件は、これから状況が明らかになってくると思います。

また、私なりの思いを書かせていただきますね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

以上、山田でした。

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